ミハルちゃんの、4杯目のパフェが運ばれて

きた

「…ミハルちゃん、私、どうしたらええんや

ろ?」

パフェをパクつく彼女に私は尋ねる

「ええ?妙法寺君のこと?」

「うん…」

「そんなん簡単や、コクったらええねん」

簡単にいうけど…

「どうやって?」

「どうって…そうやなあ

うーん…」

後が続かない

「うーん、うーん」

頭を抱え込むミハルちゃん

そうか…彼女は私と違ってすごく積極的で

行動派なんだけど、今まで剣道一筋に生き

て来たから、恋愛経験もないんだ

「うーん、うーん」

悩み続ける剣道ガール

…何か、申し訳なくなってきた…