「り~おちゃん、おはよおっ!」

「お、おはよう…」

私は、ずれたメガネを直しながら、彼女に

答える。

ボーイッシュなショートカット、170センチ

の長身。

彼女は井松ミハル。数少ない私の親友だ。

ミハルは145センチのチビの私を見下ろしな

がら、ニコニコしつつ…

私の頭をナデナデした。

「りおちゃん、りおちゃん、今日もかわい

いなあ!」

「うん、うん…」