私はあの夜の出来事を振り返る

あの人の言葉…

「戯れ言を…」とか

「大事ないか」とか

間違いない。確信。

ミハルちゃんの席に、特大フルーツパフェ

が運ばれてきた

彼女は「おお、来た来た。やっぱりこれで

ないとなあ」と眼を輝かせる

彼女はおかわりパフェをバクバク食べ、少

し落ち着いたところで、私は彼女に言う

「ミハルちゃん、あのね、

私を助けてくれたヒト、そのミョウホウジ

君に間違いないと思うの。」

「へええ、そうなん」

口の周りのクリームをふきふきしつつ、ミ

ハルちゃんが答える