レイコさんはロングヘアーをバリバリとか

きむしりながら、面倒臭そうに続ける

「私もビックリしちゃったわよ!もう

タイムパトロール本部から『休暇を切り上

げて、すぐに2017年に行け!』なんて指令を

受けて、この時代にきたら、あなた、私の

研究所の前に、テツが血だらけで倒れてる

じゃない?

大慌てで応急処置をしたってわけよ」

ふうう、と彼女は一息つく

「あの…テツ君の怪我は…?」

私は全身を包帯で覆われた、痛々しいテツ

君の姿を見つめる

「もうあと1時間遅かったら、危なかったか

もね…何せ、至近距離で爆発の衝撃波を受け

たんだから…

でも、未来の最先端医療を施したから、も

う大丈夫よ

あとは、本人の体力次第ね…」

でも…