我が人生の伴侶となるべき、女子と会うも

のなり…この女子、りおかと名乗るものな

り…

ふむ、なにかの?この『黒き渦』とか『異

国』とか…」

老神主はいぶかしながらも、冊子の解読を

続ける

「ええと…

それがし…この女子に惚れしものなり…

…ほほう、恋じゃな、これは…」

そこには…

私とテツ君の毎日が書かれている

私たちの、日常について…

私たちの、青春について…

そして、私たちの、恋について…

ミハルちゃんは私の肩に手をおき、ぎゅっ

と力を込める

ミキちゃんは、私の右手を握りしめる

「どうやらこのおさむらいさん、楽しい夢

を見て、それを書き残した見たいですな

あ。物語として…」