「なああにいいいっ!」

おしゃれな街の片隅の、おしゃれなカフェ

おしゃれなお客さんたちがいっぱいの店内

に、ミハルちゃんの大声が響き渡る

「わ、わっわっ、ミハルちゃん!

落ち着いて、ねっねっ?」

あわてふためく私

椅子から立ち上がり、周りのお客さんや店

員さんにも

「ごめんなさい、何でもないです」

とペコペコと頭を下げる

全身から、ナイアガラの滝のように冷や汗

が流れ出る