「アハハハ!大丈夫やって!私、お陰で吹っ

切れたわ!」

「ほんまに?ほんまに?」

「ほんまやって!」

そう、やっぱり彼女は私の親友だ。ちょっ

と心が軽くなったような気がする

それから…レイコさんにも、ありがとう…

彼女は、今ごろどうしてるのだろう?

未来の時代にかえって、休暇を楽しんでい

るのだろうか…

「ミハルちゃん、私、決めた」

「え?やっぱり…ガス自殺か?」

「違うって、もう!

私、山口に行く」

「え?山口って、あの山口県?」

「そうよ、山口県。テツ君のいたところ

を、そして最期を遂げた場所を、見てみた

いの

私…自分の気持ちに…カタをつけたい」