思い出した。あのときテツ君は息も絶え絶

えで、意識朦朧となり、刀で切腹しようと

したのだ

「…ああ、そういえば…

一回、鎌倉時代からタイムスリップしてき

たお公家さんにインプットしたことがあっ

たわね。

失敗して、頭おかしくなっちゃったから、

石器時代に捨ててきちゃった。

まあ、陰険な、サイテーのヤツだったか

ら、まあいいんだけどね

アッハハハハー!」

いや、よくないでしょ?

「それでも、やってほしいって言うなら、

私の独断でやってあげてもいいけどね?

一度、実験してみるのもいいかも?

ウフフ。どうする?」

「いえ、いえ、もう、もう

おうち帰って、勉強しまーす!」

ミハルちゃんは、心の底から、諦めたよう