学業に遅れるぞ」

自分が遅れてきたくせに。そして私を泣か

せたくせに、もう

遅刻寸前だ。私たちは学校までダッシュ



そんな日々が、穏やかに過ぎていく

登下校時、私たちは並んで歩く

すでに学校では、私たちは公認のカップル

となりつつある

長身の彼と、チビの私

いつしか、「港都学園凸凹(デコボコ)ラバー

ズ」と呼ばれるようになる

もちろん、言うまでもなく、凸がテツ君

で、凹が私なのだが…

………

テツ君が現代にタイムスリップしてきて、

もうそろそろ2ヶ月がたつ頃

彼はクラスの中でも、徐々に溶け込みつつ

あるようだ

ミハルちゃんの話によれば…