「もちろんぞ。また、共に参ろう

それに、『でいと』は拙者も初めてであっ

たゆえ」

テツ君はニッコリと微笑みかける

「明日は学業ぞ。」

では、また、明朝」

左手のミサンガを私に示し、彼は坂を下っ

ていく

彼の後ろ姿を、しばし見送る

私は下らないことを考える

これが…彼の姿を見る、最後だったらどうし

よう

知らない間に、いなくなっちゃったらどう

しよう

切なく、胸が締め付けられる