「ごめんね、私ったら、変なことばっかり

言って…私…」

「りおかどの」

彼はいきなり、私の右手をつかむ

「は、はいいっ!」

「案ずることはない。人は、いつかは死ぬ

ものぞ」

「気にせずとも、よい」

「うん…」

まあ、それはそうとして…

でも、今と違って、昔は戦争も色々あった

し、病気に対する治療も未発達だったろう

から、人々の寿命も短かったんだろうな

その分、人々は明日終わるかもしれないっ

て言う毎日を、一生懸命生きていたんだろ



「テツ君…テツ君のことを…教えて?」

私は勇気をもって切り出す。

一応監視役だから、最低限の知識は持って

ないとね