約20分後、私とミキちゃんは食堂へ

それはそれは広い、ゴージャスな食堂で、

ゴージャスなお夕飯をいただいた私は、

「泊まっていってらっしゃいな」とさらに

私を引き留める彼女に、慌てて今度こそお

いとまをする

「ミキちゃん、遅くなって、ごめんね

今日は、どうもありがとう」

和服姿の美少女は、またしてもお目目をキ

ラキラさせて

「いつでもいらしてね。

今度は是非、お泊まりしましょう」

とのたまった

…帰りは、執事さまが送ってくれるとのこと

で、またまた私はご厚意に甘えることにす



…ちなみにこの執事様は「猿田さん」と言っ

て、本藤家に長くお仕えしているそうだ

私は戦車(巨大な外車)の後部座席にぎこちな

くちょこんと座り、名残惜しそうに手を振

るミキちゃんに別れを告げ、お城(ミキちゃ

ん宅)を後にする