私は思う。知らなければ

歴史の教科書の隅に埋もれた、数々の戦士

たちのことを

戦士たちのために

テツ君のために

そして、何よりも、私自信のために…

………

……ハッと気づき、窓の外を見る

もう、薄暗い、時計を見ると、6時過ぎ

歴女のお話を熱心に聞いているうち、こん

なにも時間が過ぎていたのか

「ミキちゃん、遅くなってごめんね

私、もう帰るわ」

「あら、ほんと、もうこんな時間

猿に用意させるから、お夕飯食べてらっし

ゃいな」

いえいえ、もう…私は必死に、丁重にお断り

するが、彼女は猿(執事)を呼びつけ、夕食二

人分を手配する

ああ、いいのかな…と思いつつ、ここはお言

葉に甘えることにする