「なんか、えらいことになってしもたな」

「うん…そやね…」

能天気、豪放磊落…に見えるミハルちゃん

も、さすがに事の重大性を認識しているよ

うだ

私の初恋の相手が、江戸時代のサムライ君

しかも、なにやら怪しげでミステリアスな

女性まで関係している

私一人で抱え込むには、大きすぎる問題だ

突如、ミハルちゃんはコンビニの店内へ

戻ってきた彼女の手には…私の大好きな「白

熊アイス」が

「りおちゃん、食べよ!

難しいことは、明日考えたらええねん!」

そう言って、彼女は私に「白熊アイス」を

手渡し、自分も買ってきたアイスチョコバ

ーにかじりつく

「うん、ありがと…」

ニコニコ笑いながら、チョコバーをむさぼ

り食べるミハルちゃん