そして、もう一度、私たちに話しかける

「あなたたち、いいお友達ね。

でも、今日あったこととか、秘密は絶対に

守ってもらうわよ?

抹殺、されたくなかったら、ね」

…マッサツ!と聞き、レイコさんが私たちに

構えたピストルのようなものを一瞬思いだ

し、身を固くする

レイコさんは一瞬微笑み、

「じゃあね、ダズビダーニャ!」

とだけ言い、車を急発進させて、コンビニ

の駐車場から出ていく

キュルキュルル、とタイヤの軋み音を響か

せて

クラクションを「パッパパパッツパー!」と

響かせて…

呆然と、見送る私たち

しばし、無言…

「りおちゃん…」

「うん?」