「ここが俺の家。」

ここ?と見上げると綺麗な一軒家だった。

「ここに一人で住んでるの?」

「まぁな。だから、邪魔なんて思わねぇーよ。」

この人優しい人だ。

そう思っていると。

「いつまでそこに居るんだよ。早く入ってこいよ。」

「うん。ありがとうございます」

そう言うと、彼が振り返ってきて…

「今日からここがお前の家だ。だから、敬語も使うな。普通に居ろ。」

そう言ってくれて、何故か涙が出てきた。