もう、頭がこんがらがっていた。 これから私達はどうするの? 涙色の空を見上げた。 いつか、あの空に帰ってしまうキミに。 私よりも早く、あの空へ帰ってしまうキミに。 なにをすればいいのだろうか。 出来ることなんて…なにもなくて。 それなのに君は、微笑みながらこう言った。 「俺はただ、杏奈と死ぬまで過ごしたい。 ただそれだけだから。」