「大橋さーん、大橋結衣さんー。」

嘔吐からしばらく経って、看護師さんに呼ばれた。

診察室に入ると、若い先生が座っていた。

すると、先生は診察し出した。
しばらく経ち、先生に説明された。
「産婦人科に行ってください。」
えっ?何で?何で私が産婦人科に行かなきゃなんないの? なんか、危険な病気でもあったの?
しかし、先生は何も言ってくれない。
不安ばかりが募って行く。

診察室を出て、エレベーターにのり産婦人科にいく。

しかし、この時、私は、思いもよらなかった。

私のお腹に、陽人との赤ちゃんが宿っているなんて……。