「本当に?いいの?」

「うん。この野菜の肉巻き美味しいよ。」

「じゃあ私も…何がいい?」

「ちっちゃいハンバーグ。」

説明が可愛らしいなぁ…ふふっ

「じゃあ肉巻きと交換。あーん。」

「え?」

ちょっとまってどうしろと?

「口開けて。」

「う、うん。あーん?」

「どお?」

「凄い美味ひい。本当に上手なんだね。」

直也はだろ?とでも言うように微笑んだ。

「あーん。」

「え?」

今度はまさか…

「食べさせて。」

やっぱり!恥ずかしい…ってか環と一樹君はこっち見て楽しんでるし!

「えっと…あーん?」

「ん…これ菜穂作ったの?」

「うん…一応…美味しくない?」

「全然。凄く美味しい。」

「おふたりさん楽しそうですねぇ?菜穂ちゃん俺にもくれよー」

「無理です!恥ずかしいです!」

「いいなー?私もされてみたいかも!」

「やってあげようか?俺の気持ちと一緒に届けてあげるよ?」

「一樹君…最後無ければ乗っかってたかもしれないのに…?」

「環さんいいからー!食べなよー!」

「遠慮しますー!」