昼休みには一樹君と環と一緒に屋上で食べた。

「お、菜穂ちゃん!怪我大丈夫だったか?」

「うん。だいぶ治ったよ。」

「学校で会うことあんまり無かったよな。昼休みなんだしゆっくりしようぜ?」

「心配ありがとう。お弁当はゆっくりたべたいかな」

「菜穂〜!私も構ってよ〜!」

「あはは!菜穂ちゃん人気者だねぇ?傷が開かないようにな?」

3人で盛り上がって静かに座ってる直也と話したくって直也の近くにいった。

「直也のお弁当凄く美味しそう!野菜の肉巻きとか…ポテトサラダとか栄養も凄くとれてる!」

「これ…俺が作った。」

えぇ?!ちょっとまって?!私より家庭的じゃん!

それが顔に出たのか直也は意地悪そうに

「俺は料理得意。」

と言ってきた。ちょっと腹立つ…

「こいつ料理は上手いよなー栄養バランスとか考えられてるし。菜穂ちゃんせっかくだから少し貰えば?」

「え?えっと…」

「食べたいの?」

う…たべたいけど私だけ貰うのはな…

顔に出やすいのかな私。気づいたらしく

「菜穂のと交換なら。」