「真帆が好きだった人を盗るなんてサイテー。言い訳なんか聞かないし。」

「ちょっと待ってよ…本当に私は…!」

「もういいよ?喋らなくてさ。」

ゴスッ_

次はお腹に衝撃が来る。

痛い。痛い。怖い。

__あれ?こんなこと昔もあったような…

「アンタがいなければ振られることなかったのに!」

そういってまた蹴られる。

『アンタがいなければこの教室平和なんだし。』

そうだ…中学の時に…

ガンッ_

「あんたがいるせいで真帆が悲しい思いするんだよ!」

『アンタがいるからこの教室は壊れてるんだよ!』

_…痛い。頬も…腕も…お腹も…


「ねぇ。これ使えば良くない?彫刻刀。」

え?

『ねぇ。これ使えば…こいつ消えんじゃない?カッター。』

「そうだね。あんたの汚い顔さらに汚くしてやるよ!」

『そうだね。そしたらもう学校来れないもんね。そしたらこの学校平和だよ。』

__…怖い…怖い。怖い!

「最後位何か言ったら?時間あげるよ?あはは!」

そうだよ…思い出した。前はこの後…




背中に刃を向けられて…

そうだ。斬られたんだ…