「環ちゃんの方も終わったかな?おお!可愛らしく出来てるじゃない!あと十五分位だし行っちゃいましょうか!あ、下駄も履いていってね!」

「ここまでありがとうございます!菜穂も私もなんか自分達じゃないみたい…!」

「そんな言いすぎよ〜!直也達と楽しんでいらっしゃい?」

「「ありがとうございます!」」

そう言って車に乗って祭り会場まで向かった。

車は神社の前で止まりすぐ近くでおろしてくれた。

「ここまでやってくださってありがとうございます!」

「いいのよ!環ちゃんも菜穂ちゃんも楽しんできてね!あと五分程で約束の時間だからね!」

「ちょっと急ごうか!菜穂!すいませんありがとうございました!」

「気をつけてね〜」

そういって手をふってくれる。

神社の道の横にはたくさんのお店が並んでいる。

人も多くて人の間を少しずつすり抜けてゆく。

「やっと神社ついたぁ!」

「後は裏に行くだけだね!」

そう言って私達はちょっと急いで向かった。