隠れていた教室から出て、廊下を歩いていると、多井中佐里がいた。手には包丁がある。


「大丈夫。包丁だったら近づかないと殺せない。今のうちに逃げよう!」


「うん」


反対側に逃げようとすると、そこには結城幹人がいた。


結城は、長い刀をもっている。


2人にはもう逃げ場はない。