もういい


このまま殺してくれ


せめて、殺される人の顔を見ようと、顔を上げた。


そこには、宮崎静佳がいた。


その手に持っていた銃を私の眉間に当て、引き金を引いた。


最期に見たものは視界いっぱいに広がる赤い血だった。