海琉に殺されるならそれでいい。 私は海琉に抱きついた。 「海琉…ありがとう…ここまで生き残れた…。最期に…海琉に会えて…良かった」 涙が瞳からこぼれ落ちた。 海琉が動いた。 そして、香那子の背中にナイフを突き刺した。