バンッ! 扉が突然開けられた。 顔を上げると、白本空穂がいた。 その手には、大きな刀が握られていた。 「空穂…」 その目には、光は宿っていなかった。 そして、空穂は目にも止まらぬ速さで私の首目がけて刀を振った。 そういえば、空穂はバトミントン部だったっけ? だから、この動きは得意なんだ… そして、空穂は私の首を跳ね飛ばした。 私は痛みを感じることなく、暗闇へと落ちて行った。