「嫌だっ!理香子!死なないでっ!!」


梓は私を抱きしめた。


溢れ出てきた血が、制服を赤く染めていく。


「梓…」


梓が言っている言葉が聞こえなくなって、痛みもなくなり、私は意識を手放した。