ロゼリアってそんな気はしたけど
やっぱりそうだったんだ。




「まさかロゼリアがゴスロリ路線なのも…」




「春の趣味です。」



恐る恐る聞いた竜士に
まりちゃんがさらっと答えた。




「それにあたしは昔から春のパシリですから。
あたしが1番利用しやすいだけで
あたしの変わりはいくらでもいます。」




あたし達はそんなことないとは
言えなかった。
だって春そういつやつだから。





「いつも1人で練習してるの?」





「はい。ちゃんとできないと
春に何されるかわからないんで…」





真未が聞くと悲しそうに答える
まりちゃんはあまりにかわいそうだった。



『そこまでしてなんで春といるの?』




「あたし高校のときからはるにイジメられてて
春がお金にもの言わせたり表面がいいから
誰も助けてくれないから従うしかないんです。」




まりちゃんは春がこわいんだ。