俺がここにいられるのは
春と入籍するまでの1年間だけ。


最近本当に春と結婚していいのか
わからなくなってきた。


ここにきてから稚菜を見て
正直なところ本当に稚菜がイジメをしたのか
俺を裏切っていたのか信じられなくなってきた。



スカイロードや友達のために
必死な稚菜がそんなことするか?




「大将~!」



俺がふけていると春の声がした。
声の方を見るとはるが走ってきた。



「どうした?」



「今日は久しぶりにデートしない?
もちろんそのあとの夜も…。」



稚菜にもみんなにも
それが聞こえてきたらしく
こちらを稚菜以外は睨んでいた。



稚菜は知らないふりをして
閉店準備をしていた。




「ねぇ~稚菜!
やっと4人目のメンバー見つけたみたいね?
でも来月のカーフェスの人気投票負けないから。」




そんな稚菜に春はケンカを
売るような会える言い方をした。



「ここが無くなれば大将とあんたを
会わせなくてすむし?
アイドルとしても女としても
あんただけには負けないから!」



春がそこまで言うと
稚菜は持っていた雑巾を叩きつけ立ち上がった。