「お母さんも縁ちゃんは
誰よりも優秀な生徒だったって言ってたよ!」



ことりちゃんは縁ちゃんと一緒に
写っていることりちゃんママを見てそう言った。



『縁ちゃんは縁ちゃんが
ピアノを辞めた理由知らないの?』




「うん…ただライバルであり親友だった
ピアノ教室の子となにかあったみたい。」



ことりちゃんは本当になにも知らないんだ。




「ねぇ!見て!」



すると真未はグランドピアノの上に
置かれたノートを発見した。




『これって…』




「縁が作った曲だ。」




社長はそう言うと
テーブルにオレンジジュースを
置いてくれた。