『奏翔、薬飲んだ?』
雪夜は、薬飲んだと思うって言ってたけど、奏翔のことだから正直怪しいんだよね。
奏「...飲んでねー...。」
『飲んでないの!?』
奏「だから、うるせーって。」
あわわわわわ、また大声出しちゃった。
『あぁ、ごめんねっ!?そ、それより薬飲まなくっちゃね!薬あるから飲んで?』
私は、コップに水を入れて薬と一緒に差し出した。
『...あ、1人で起き上がれる?』
凄くだるそうで起き上がられなさそう。
奏「んー...ちょっとキツイな...。紅羽が口移しで飲ませてくれよ。」
『!?!?!?/////』
く、口移し!!?
そ、それってキスしろってこと!?
『無理無理無理無理!』
奏「ふっ、冗談だっての...ゴホゴホ」
奏翔は、少し笑って咳き込んだ。