「嫌だけど、仕方の無いことでしょ?我慢しなくちゃ。それに、僕達にはこれがある。」 チャラ... そう言いながら、吹雪が首から下げていたものを取り出したのは、あの日お父さんとお母さんに貰ったペンダントだった。 「僕達にはこれがある。どんなに離れていてもこれがまた、僕達を引き合わせてくれる。父さんも母さんも僕達をこの中で見守ってくれてるよ。」 「吹雪...。」