「俺だって出来たらそうしたいけど、紅葉と吹雪にもしもの事があったら大変だろ?急に倒れたりされても駆けつけられないかもしれないんだ。」 「それでもいいもん!!お願いっ!吹雪と離ればなれなんて嫌なのっ!また、またっ!...消えちゃうかもしれないっ」 「おねーちゃん。」 私が1人で必死に優也を説得している間、吹雪は静かに私を呼んだ。 「吹雪も何か言ってよ!私と離ればなれになっていいの!?」