「だから???だって私、人に手を出すときは
   なにか大切なものや人を助ける時だし。
   あんた達みたいな卑怯者と一緒にしないでくれる??」




  
 
  「は???あんたムカつく。」




  「まー。あたし等あんたのこともムカついてるんだけどねー。」






  そう言って女は持っていたバッドを振りかざした。





  だけど、藍は奪ってすばやく折った。



  


  「あ・・・あんた。なんなよの。」




  

  「何って人間???まー。少なくともあんたらは人間じゃないでしょう
   けどね。」







   なんで????




   藍と私はまったく話たこともなければ、友達でもない。





  どうしてこの女達の怒りをわざわざ自分に向けるような事





   言うの????



 
  「あんたらってよっぽど暇なのね。
   こんなバカらしいことしてないで、
   勉強でもしたら????」





  「私今回のテスト学年5位よ。」





   「ふーん。っで??
    私は1位だけど????」





   ッ凄。



   さすが藍。




   「勉強が出来るからなによ!!!!!!」




   「そーよ。調子のんなよ!!!!!!チビ!!!!!!!!!」





   ピク。



   私は見た。

   
 
  藍の眉毛がほんの少し動いたことに。