「啓さん・・・どうしても教えない。
   そういう事ですか??」





  「あぁ。」





  「なんでですか??
   魁さんや穂さんもですか??」





  「すまねぇ・・・・」





  「ごめんな・・・」





 
  「俺は認めません。
   っつか藍が俺のことをなんとも思っていないとしても  
   俺は藍の事あきらめません。」






  「・・・・・・・・」






   藍だって光輝のこと今でも・・・・





   だから今は藍のこと待ってやれ・・・・・





  「光輝。お前は藍の事ずっと想っていてやれよ。」





  「え???」





   穂がボソっと小さな声で言った。




   それでも光輝はしっかりと聞き取ったようだった。






  「当たり前ですよ。何十年だって何百年だって
   これからずっと藍以外ありえません。」





  
   なら。大丈夫だ。





   またお前達はすぐにでも一緒になれる。





   「藍を少し待ってやれ。」





   俺の言葉に光輝は





   「俺が今行っても藍は戻ってこないって事ですね・・」




   俺は頷いた。





   「じゃ。俺・・・待ちます。藍の事・・
    待ちます。」




    俺達はそれを聞いて安心したよ。