「大兄、中兄、小兄、いってくるね☆」






   ほら藍・・・お前は悲しい顔してる・・・




  
  「藍。行く前に一つだけ兄ちゃんたちに約束しなさい。」






  「え??」






  「いつかは自分に・・自分に素直になりなさい。  
   そしてそん時は思い浮かんだことをすぐに
   しなさい。いいね。」





 
   藍はしばらく悩んだ後・・・





  「うん。」





  と小さく頷き言った。





  「じゃ・・・いってきます。」





  「「「おう」」」





   藍は矢吹家のジェット機に乗って日本を発った。