バコッ。




  「いって。」





   後頭部に痛みが走った。






   振り向くと、





   「茜。なにすんだよ。」





   俺の茜が俺の頭を思いっきり殴ってきた。






   「なんのことよ。バカ修也。」





   あの練習試合の日から、





   俺達は付き合っているけど、





   どうしてかやっぱりなんか付き合う前より




 
   茜がなんでか分からないところで俺に




   キレてくる。




 
   「あらら~。ケンカか??」




   
   「ケンカするほど仲がよろしいのよー。」






   光と藍がニヤニヤしながら言ってきた。