そう言って優雨は私の肩を抱いてきた


「べっつに〜?いつも居るから夫婦みたいじゃん?」

「やっぱお前らデキてるって噂本当だったんだな〜」



「デキっ…!?」

噂になってたのかいつの間にか…




「けどさ、俺らどうせ結婚するし」


「ちょ、優雨!」

「本当のことだし」



「そうじゃなくって〜!」

私は優雨の首あたりを握りぐわんぐわんと揺らした


「ごめんって夏希〜」

「公開宣言かよ優雨言ってくれんじゃんか!」


そう言って男子は優雨の肩に乗っかかってきた


「約束したし…ね?夏希」


「あっ…あの……」




恥ずかしくなって私はその場を走って逃げ、学校へと向かった