『真子、大丈夫?!』 洸一はわたしのすりむいた腕にハンカチをおさえてくれた。 わたしは何もいえないまま、学校に着いた。 洸一は保健室へと連れていってくれて、すりむいた腕の手当てをしてくれた。 『洸一、ありがとう・・・・』 『いいえ。あっ!あと俺、本気だからね。』 そういって、保健室を出ていった。 わたしは大きく深呼吸をした。 でも、わたしは落ち着かなかった。