ピンポーン



『あっ!!潤だ!!いってきます!!!!』



毎日7時50分に潤が迎えに来てくれる。小学校の頃からずっと一緒に登校していた。


小さい頃から潤が好きだったから、恥ずかしいと思わなかった。



むしろ嬉しかった。



今は、嬉しいとかじゃなくて幸せだと感じる。



『真子、遅い!』



門のまえで潤が待っていた。



やっぱり幸せ。



『ごめん!』




こうして会話してるだけなのにこんなに幸せだなんて・・・



1つ1つの言葉が胸にしみていく。



もうすぐこの幸せが終わる事はまだわたしは知らなかった。