小さい頃から
可愛いと言われてきた
可愛いから
なにを言っても許されるし
結構モテる
「葵って面倒臭くない?
私が弱いアピールとか
うざいよねwwww」
「成績が良いのも、先生からの評判が良いからでしょ」
みたいな悪口って
大抵、顔面偏差値の低いコたちの僻みでしょ。
だから気にしてないし。
でも参ったな。
そんな話を教室でされたら入りづらいじゃん。
花壇の掃除終わったから、さっさと帰りたいのに。
「なに言ってんの?」
悪口を言ってた女子がビクッとしていた。
「葵が可愛いのは、もちろん元々っていうのもあるけど、かなりストイックに体型維持してるし、学校だって40分くらい早めに来て図書館で勉強してるんだよ。
自分たちが努力できないからって、努力してる人を非難するのは子供過ぎない?」
私もう帰るから、あと箒を掃除箱に入れておいてね、と言いながら帰る準備をしている。
女のコたちは、呆然としながら彼女を見る。
「なにやってんの、葵、ほら帰るよ」
教室の入り口にいる私の手を取って、歩く。
「志乃ってかっこいいよね」
「そうかな?」
「うん、ありがとう」
「なーんか、葵って本当好きな人のために頑張ってるから、応援したくなるんだよね!
今日は彼、部活だっけ?」
「うん、今日結構遅くまで部活があるんだって。明日練習試合らしくて。帰ってから何か作って、応援に行こうと思ってるんだ」
「いいなぁ、そういうの、憧れる」
志乃はうっとりしながら言う。
「ねぇ、私も何かできることがあったら言ってね!いつも応援してもらってるから、志乃の応援したい!」
キョトンのする彼女は、私なんかより可愛い。
こんな可愛いコに彼氏がいないのが不思議。
「そうだね、応援、してもらえる彼を見つけるね」
なんでその時志乃が泣きそうだったのか、わかる日が来るかな
可愛いと言われてきた
可愛いから
なにを言っても許されるし
結構モテる
「葵って面倒臭くない?
私が弱いアピールとか
うざいよねwwww」
「成績が良いのも、先生からの評判が良いからでしょ」
みたいな悪口って
大抵、顔面偏差値の低いコたちの僻みでしょ。
だから気にしてないし。
でも参ったな。
そんな話を教室でされたら入りづらいじゃん。
花壇の掃除終わったから、さっさと帰りたいのに。
「なに言ってんの?」
悪口を言ってた女子がビクッとしていた。
「葵が可愛いのは、もちろん元々っていうのもあるけど、かなりストイックに体型維持してるし、学校だって40分くらい早めに来て図書館で勉強してるんだよ。
自分たちが努力できないからって、努力してる人を非難するのは子供過ぎない?」
私もう帰るから、あと箒を掃除箱に入れておいてね、と言いながら帰る準備をしている。
女のコたちは、呆然としながら彼女を見る。
「なにやってんの、葵、ほら帰るよ」
教室の入り口にいる私の手を取って、歩く。
「志乃ってかっこいいよね」
「そうかな?」
「うん、ありがとう」
「なーんか、葵って本当好きな人のために頑張ってるから、応援したくなるんだよね!
今日は彼、部活だっけ?」
「うん、今日結構遅くまで部活があるんだって。明日練習試合らしくて。帰ってから何か作って、応援に行こうと思ってるんだ」
「いいなぁ、そういうの、憧れる」
志乃はうっとりしながら言う。
「ねぇ、私も何かできることがあったら言ってね!いつも応援してもらってるから、志乃の応援したい!」
キョトンのする彼女は、私なんかより可愛い。
こんな可愛いコに彼氏がいないのが不思議。
「そうだね、応援、してもらえる彼を見つけるね」
なんでその時志乃が泣きそうだったのか、わかる日が来るかな