「ん?ここは?」

はぃ、勿論夢の中。
当たり前じゃない。

「うーん、なぁんか見たこと有り気な景色~。」

でも、何処も彼処も今よりも古めかしい。
何故?

今、自分が置かれている状況に驚きを隠せないあたしの前を、すうっ、と、2人の学生が通った。

ん?
なんか、見覚えある顔だな。

2人とも、あたしとは同い年ぐらいで、あたしの学校の制服を着ていた。

「ん?あんな奴、いたっけ?」

「転校生よ、きっと。」