・・・・・・はっ!!
ないなんて言ったら、やっぱり殺されちゃうかも・・・!!
「うそうそ!!あります!!」
「なんだよ」
「えーっと・・・“X”の正体が分かるかも!!」
「・・・なんで?」
「だって、私が生きてる限り、Xにとっては都合が悪いんでしょ?だったらその線でXを調べられるかもしれない」
みかは少し考えたあと、頷いた。
「なるほどな」
「Xの正体が分かれば、それほどの権力を持ってる人なんだから脅せば報酬たんまりだよ!!私を殺すよりも!!たんまり!!!」
「・・・意外とおまえ、恐ろしいこと考えつくな」
「だから私たちは、敵対するより協力したほうがいいよ!!!」
「ふーん。それが、“俺がおまえを好きになればいい”って意味か?」
「・・・そっ・・・そうだよ!!」
あ、なんかいい感じに繋がったかも・・・・・・。
みか、納得してくれたかな・・・・・・?
「・・・・・・そっちの方が面白そうだな」
みかはニヤリと笑った。