「私を・・・好きになればいい!!!」
拳銃をもつみかの瞳に、驚きの色がうつった。
「・・・・・・は?」
そ・・・そうだよ!!それしかない!!!
「・・・わ、私を好きになって!!って言ってるの!!」
「何言ってんだよ」
「そしたらみかも一緒に逃げてくれるでしょ!?」
「どういうことだ」
「もし好きになれなかったら殺していいから!!!」
「意味がわからん」
「う・・・うるさーーーい!!!」
私はガッと拳銃の銃身を握った。
「あっぶね・・・おいこら!!」
「だってそうでしょ!?好きな人なら殺せない!!私は絶対、“みかを好きにならせてみせる!!!”」
「・・・・・・その自信はどこから来るんだ」
「私は自分を信じてるから!!!だからみかも・・・私を信じて!!!」