「やっばい!!!」
バタバタと廊下を走る。
諦めないもん!!
絶対・・・絶対・・・
みかとラブラブになってやるんだぁぁぁぁ!!!
ドアの隙間から明かりが漏れるみかの部屋に着いた。
「はぁっ、はぁ・・・」
ポケットから時計を取り出すと、残り10秒だった。
「・・・・・・なんて運命的」
言うんだ。言うんだ。
・・・・・・言うんだ。
十年間、大事に大事に育ててきた。
この想いを。
部屋のドアに手をかけ、思いっきり開けた。
「みかっ!!私っ、あなたのことが十年前からずっとっ・・・・・・」
「ああ。確実に殺す」