「あのっ!」
すると、私の右肩を掴まれてさっき聞こえた声が聞こえる。
後ろを向くと、さっきの男子高校生だ。
「これ、そこで落としましたよ」
と、私のハンカチを手に持っている。
さっき切符を出したとき一緒に落ちたんだろう。
「あ、ありがとうございます。」
顔を下に向けて私はハンカチを受け取った。
そこでも、フワッと心地の良い匂いがする。
ああ、好きだな。
「え?!」
驚いた顔で彼は私を見た。
え?!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…