小絵が帰った後、俺は我慢できず
心羽を寝室に連れ込んだ。

ﾍﾞｯﾄに座らせ、唇を塞いだ。

『心羽、抱いていいか?』

ｷｽから解放して訊く。

『勿論です。
晄慧さんが欲しいです』

明日はﾍﾞｯﾄから出られないだろうなぁ(苦笑)

『わかった、俺もそろそろ限界だ』


心羽の服を脱がし、俺も手早く脱いだ。

着痩せしてるのかと思っていたが
本当に見た目通り華奢なんだな。

＊:::＊:::＊:::＊:::＊:::＊:::＊

『ぁぁっ❢❢ そこ舐めないで下さい……』

胸の頂きに舌を這わしただけで
感じているらしい。

『感じるんだ?(ﾆﾔﾘ)』

意地悪くわざと訊きながら
もう一度、舌を這わした。

『ひゃっ❢❢ だから、駄目です……』

反応が初々しくて可愛いなぁ(笑)

『この後することはこんなのより
もっと凄いけど大丈夫か?』

ｸｽｸｽと笑いながら問いかける。


『晄慧さん……』

色っぽい声で呼ばれ
理性の糸はﾌﾟﾂﾘと切れた。

＊＊事後＊＊

『心羽、大丈夫?』

辛うじて意識は
はっきりしてるだろうけど
動けない心羽に声をかける。

『少し腰がだるいですけど
幸せいっぱいです』

これが計算じゃないんだから凄いよな。

『よかった、でも今日は
家に帰せそうにないから
泊まる許可もらってくるよ』

こういう時、隣っていいよな(苦笑)

『わざわざ行かなくていいですよ。
今此処で電話しますから』

《もしもし、お母さん、僕だけど
今日、お隣の鴉越さん家に泊まるから》

『晄慧さん、お母さんが
代わってほしいそうです』

まぁ、そうなるよな。

《お電話代わりました、鴉越です。
今日は突然の事ですみません》

俺は心羽に言っていいかとｼﾞｪｽﾁｬｰした。

驚いた表情(かお)をした後に頷いた。

《うちは全然いいのよ
だけど、鴉越君に頼り過ぎじゃない?》

そう言われると罪悪感が……

《実はですね、心羽とは
お付き合いさせてもらっているんです》

《あら、そうなの!?
同性同士は大変でしょうけど
心羽をよろしくね》

反対されなくてよかった……

《私は反対しないけど
旦那と下の息子にはもうしばらく
言わない方がいいかも知れないわね》

弟君は中学生だもんな。

父親は想像するまでもないな。

《そうですね、お母さんに
認めてだ戴けただけで嬉しいです》

《旦那達には上手く言っておくから
心羽のことよろしくね》

お許しが出てよかった。

《はい、わかりました
代わりますか?》

《大丈夫よ、ありがとう、おやすみ》

《おやすみなさい》

通話を終了して心羽に
ｽﾏﾎを返した。

これでとりあえず、今日、明日は大丈夫だ。

二人でｼｬﾜｰを浴びてから
抱きあって眠った。