あれから一週間。


星見家を訪ねた

すると。


エレアドールが泣き崩れていた




「エレアドールさん。如何したのですか」


「……が。」


「穂乃華がやられたんです。闇にやられたんです。」

穂乃華がやられた……

「家族皆。私以外……私以外……ぁ」




「……………あああああああぁぁぁぁぁ!!」




「……私にはわからない」


小さくそう呟いた。








「すいません、はしたないところをお見せしてしまいました」


「いえ、お構いなく。でも……」



「いずれ……貴女も、」


エレアドールは言葉を遮る。


「いいんです!!」


「それでも。それでも私は続けます!姉の仇討ちです。」


「私は闇を探り貴女に伝える。それが宿命であり、私のしたいこと」


あまりの剣幕に私はたじろぐ

「ええ。わかりました。」



「ありがとうございます。貴方の期待、必ず応えます」


「エレ。」

「え?」

「これからはエレと呼んでください。図々しいですけど。」



「エレ、ありがとうございます。そしてすいませんでした。」


「いいのです。私は、生きます。必ず。」


それが私にはとても頼もしく、羨ましかった