朔と聖は笑って席に戻って行った。

授業中もずっと泣いてる私を見て朔は

「もう泣くなよ」

と口パクで言ってきた。

でも、朔を見るとどうしてもさっきの事が嬉しくて泣いてしまった。

授業が終わると朔と聖が席に来て

「いつまで泣いてんだよ」とか「そんなにいいことしたっけ?」とか笑って言ってくれた。

私は今日聖にあの事を話すことにした。

放課後、私はプリントを届けに行った聖を教室で待っている。

ガラガラ

ドアが開いた。