「分かった。ありがとな。」

朔は笑ってくれた。

私はその笑顔が昔から大好きなんだ。

「朔、朔の家遠いい?」

「いや、意外と近いんじゃないかな。」

「そっか。でももう帰った方がいいよ!おうちの人心配してると思うから」

「だな、今日は帰るな。でも、親は仕事で家にはいないけどな」

「そうなんだ。朔1人寂しかったら来ていいからね!」

「ありがとう。じゃあおやすみ」

「おやすみ」

そう言って朔は帰った。